給食の残食をたい肥化へ

今回は、給食の残食をコンポストに入れて、たい肥を作った事例について紹介します。
小規模校での委員会活動として実践し、学校だよりで紹介されたものです。
園芸委員会の児童が給食後、残食のご飯、パン、麺類を集めます。
(当初はおかずやカレーなども集めていましたが、水分が多くて、腐敗してしまうので、水分の比較的少ない主食のみ回収するように変更しました。)
子どもたちは、「これで何するの?」と不思議がります。
「たい肥(肥料)になるんだよ」と説明しても、「本当に?」と半信半疑。
残食をコンポストに入れ、飼育小屋から出た糞や餌の残り、そして、6年生が奉仕活動で集めている落ち葉を入れます。
コンポストの中がいっぱいになっても、2,3日すると下に沈みます。
そして、また入れる。
これを繰り返していくと、もう入らなくなる。
そこで、3か月位蓋をして寝かせます。
途中で開けて見ると、カビたパンなどはあるけれど、変な臭いはしません。
そして、温かい。
発酵が進んでいる証拠です。
冬などは湯気が出ます。
「なんで温かいの?」と手を入れて子どもたちは不思議がります。
やがて、3か月が経ち、たい肥が出来上がりました。
コンポストをひっくり返して中身を出すときには、校内放送で、見学者を募ります。
もったいないので、ビニールシートを敷いてこぼさないようにします。
中身が出てくると…。
「エー、これ土じゃん!」
「パンはどこにあるの?」
「何で虫がこんなにいるの?」
「ミミズを入れたの?」と大騒ぎです。
匂いも落ち葉と土がまざったような自然の匂い。
なぜ、そうなるのかを説明するのですが、食べているパンやご飯と土のようなたい肥が結びつかないのは無理もないことなのかもしれません。
出来上がったたい肥で、ヘチマやゴーヤを育てています。
日当たりの悪い畑ですが、毎年、元気に育っています。
以上、「たい肥作りは地球にやさしい!」と言いたいところですが、
本当に大切なのは、どの子も給食を残さずに食べられるようになることだと思うのです。
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